いや、こっわ!(第一声が安直)
人を一瞬で亡き者にしてしまうWALLが北海道から迫ってくる。人の本質がいい方にも悪い方にも丸出し、右往左往しながらもWALLから逃れる人、戦う人、記録しようとする人の話。
完全にパニック小説です。
昔の私なら絶対に読んでなかったタイプの話。いや、ファントム・ピークス読んでるか。
そもそも小説も映画もパニック系はドキドキするから苦手でして。(小学生みたいな理由)
心臓に悪い。
ホラーの次くらいに苦手。
予めパニック小説と頭にあったからよかったのか、描写がしっかりとされてるからよかったのか、製本が柔らかかったからよかったのか(関係ない)、それほど抵抗なく読めました。ドキドキしたけど。
特に分科会を巡る頭の硬いおっさんのドロドロはため息が。しかしこういうのが挟まってるから、逆にパニック一辺倒じゃなくて安心したのかも。
新聞記者さんも何故に今福島…?ここでそれ…?と思ってたら、まさかの突破口として活躍するとは。
福島原発、女性の活躍を阻害するおじさん、究極の場面で突きつけられる優しさの選択。
悪く言えば分かりやすすぎ、これ言っとけばいいだろ的な。
良く言えばその分かりやすさでパニック部分を緩和させ、なおかつ噛み砕いてただのパニック小説として終わらせてない。
うん、普通にスピード感ある面白い話でした。
全然詳しくないけど、パニック小説でスピード感って大事だと思う。
やっぱり心臓には悪いので、こういう話は当分先でいいかな?笑
(私の好みの問題)
@手持ち本
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本〚本棚にいる〛
- 感想投稿日 : 2023年5月4日
- 読了日 : 2023年5月4日
- 本棚登録日 : 2023年5月4日
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