先に「山中伸弥先生に人生とiPS細胞について聞いてみた」を読みましたが、そちらを読んでからこちらを読んで良かったです。内容が良くわかります。
先の本は、iPS細胞というものはどういうものか、どういう経緯で発見されたのかということと山中先生個人の来歴が良くわかりますが、こちらはさらに研究自体の難点や各国の状況、知的所有権の問題など周辺事情についての理解が深まります。
最終章にiPS細胞についてのお二方のインタビューがありますが、そのお話がまた大変興味深いです。
山中先生はもちろんとても素晴らしいですが、誰か一人突出していると言うことではなく、iPS細胞に関わる全ての研究者、学者さん方のたゆまぬ努力がどれほど素晴らしいのか、大事であるのかということも伝わってきます。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
医学
- 感想投稿日 : 2013年3月10日
- 読了日 : 2013年3月10日
- 本棚登録日 : 2013年3月10日
みんなの感想をみる