終わりがいまいちしっくりこなかったのは最後の最後に感情移入しちゃって結婚しないでそのままなのかー・・・って思っちゃったからだとして、
内容的には、
・ちょっと鬱なとき
・将来が不安なとき
・やる気が起きないとき
・無駄な妄想、空想に逃げ込みたいとき
にはとっても感情移入できる本じゃないかと思う。かと言ってそういうときに読んだら励まされる!ってタイプの本ではなくて余計に暗いとこに落ちてくかんじだけど。
自分とはまったく別の世界に生きてると思ってた作家さんが身近にいて、その人のことを知りたいけど知って幻滅したくない、その作家さんが書いてる小説の中の場所(レストランとか)を聖地巡礼のごとくみてまわりたいし、その人がどんなものを持ってるかどんな生活をしてるかも気になるのに、自分からは会うのがこわい(会える状況はいくらでもあったのに)。
なんか同性に対しての憧れは恋に似ているなと感じました。
大好きな、憧れの、彼女から移ったものなら病気でさえもいとおしい・・・そんな感覚ってあるよね!
読みやすさ的には結構上位かも。
ただ、登場する男性は全体的に気に入らないのばっかりだからいまいち感情移入できず!そこが残念!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
さ行
- 感想投稿日 : 2011年4月12日
- 読了日 : 2011年4月10日
- 本棚登録日 : 2011年4月10日
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