三日月ロック

アーティスト : スピッツ 
  • Universal Music (2002年9月10日発売)
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本棚登録 : 1216
感想 : 144
5

スピッツ、10枚目のオリジナルアルバムですね。
2002年の作品です。2017年現在からすると、うわあ、もう15年も昔なのか、、、驚きです。ジャケットの女の子、可愛いですよね。ロック姉ちゃん、って感じで、素敵。

収録曲では、シングル曲ですと「ハネモノ」のAメロ?の、淡々としたメロディーとか、大好きですねえ。ベースライン、でしょうかね?ポリスの「見つめていたい」を、連想しちゃう。

あと、「さわって・変わって」もねえ、いいですよねえ。最高にエロい感じがします。変な解釈ですが。言葉より触れ合う事だよね俺を生かすことって、って、バチバチのセックスソングじゃん、とかね、思うのですよね。それを歌詞で言っちゃうことの潔さよ。アルバムは違いますが、「恋する凡人」でも「これ以上は歌詞にできない」って歌詞があるし。
マサムネさん、ホンマ天才やなあ。

でもなにしろ、とにかく、アルバム1曲目の「夜を駆ける」が、圧倒的に大好きです。初めて聴いたとき、もうこの一曲目だけで「このアルバム、、、100点満点!」とかね、思って、めちゃくちゃ興奮した、ような気がします。とにかく、すっげえ好き。

「夜を駆ける」は、とにかく、ものすんげえ、切迫している。ギリギリの感じがヒシヒシする。狂おしい、といいますか、ホンマにこう、ヒリヒリするんですよねえ。なんでやろなあ?なんでこんなに、胸かきむしられる感、あるんやろ?映画的?な曲だと思います。情景が頭に浮かびまくる感じ。

マサムネさんが、この歌詞にこのメロディーに、どんな思いを込めたのか、、、あまり理解はできていないのですが、とにかく、この曲は、あまりにリアルです。なにかが。僕にとっては。
ダークなイメージするし、不穏な感じだし。決してキャッチ―、ではないと思うが、圧倒的に美メロだとは、思います。

ラブソングなのか?これは、恋する二人のための歌なのか?いやあ、、、なんかなあ、違う気がするんですよねえ、、、幸せな雰囲気、全然無いし。なんなんだろうな、この曲。ちょっと、自分の中では、数多あるスピッツの名曲のなかでも、かーなり特別です。何故かはわかりませんが。

そんなこんなで、「夜を駆ける」収録のオリジナルアルバム、ということだけで、ホンマに特別。そんなアルバムなのでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年5月10日
読了日 : 2017年5月10日
本棚登録日 : 2017年5月10日

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