スピッツ、10枚目のオリジナルアルバムですね。
2002年の作品です。2017年現在からすると、うわあ、もう15年も昔なのか、、、驚きです。ジャケットの女の子、可愛いですよね。ロック姉ちゃん、って感じで、素敵。
収録曲では、シングル曲ですと「ハネモノ」のAメロ?の、淡々としたメロディーとか、大好きですねえ。ベースライン、でしょうかね?ポリスの「見つめていたい」を、連想しちゃう。
あと、「さわって・変わって」もねえ、いいですよねえ。最高にエロい感じがします。変な解釈ですが。言葉より触れ合う事だよね俺を生かすことって、って、バチバチのセックスソングじゃん、とかね、思うのですよね。それを歌詞で言っちゃうことの潔さよ。アルバムは違いますが、「恋する凡人」でも「これ以上は歌詞にできない」って歌詞があるし。
マサムネさん、ホンマ天才やなあ。
でもなにしろ、とにかく、アルバム1曲目の「夜を駆ける」が、圧倒的に大好きです。初めて聴いたとき、もうこの一曲目だけで「このアルバム、、、100点満点!」とかね、思って、めちゃくちゃ興奮した、ような気がします。とにかく、すっげえ好き。
「夜を駆ける」は、とにかく、ものすんげえ、切迫している。ギリギリの感じがヒシヒシする。狂おしい、といいますか、ホンマにこう、ヒリヒリするんですよねえ。なんでやろなあ?なんでこんなに、胸かきむしられる感、あるんやろ?映画的?な曲だと思います。情景が頭に浮かびまくる感じ。
マサムネさんが、この歌詞にこのメロディーに、どんな思いを込めたのか、、、あまり理解はできていないのですが、とにかく、この曲は、あまりにリアルです。なにかが。僕にとっては。
ダークなイメージするし、不穏な感じだし。決してキャッチ―、ではないと思うが、圧倒的に美メロだとは、思います。
ラブソングなのか?これは、恋する二人のための歌なのか?いやあ、、、なんかなあ、違う気がするんですよねえ、、、幸せな雰囲気、全然無いし。なんなんだろうな、この曲。ちょっと、自分の中では、数多あるスピッツの名曲のなかでも、かーなり特別です。何故かはわかりませんが。
そんなこんなで、「夜を駆ける」収録のオリジナルアルバム、ということだけで、ホンマに特別。そんなアルバムなのでした。
- 感想投稿日 : 2017年5月10日
- 読了日 : 2017年5月10日
- 本棚登録日 : 2017年5月10日
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