早稲田のボロアパートで10年以上にわたって繰り広げられた、奇怪な人々との交友録。高野さんの本はこれまでにもたくさん読んできたけれど、高野さんが日本にいる間に体験した、僕からしたら非日常な日常は漫画の世界のようでさえある。僕らにとって日本は母国で、その他の国は外国だ。けれど、日本以外の国に生まれ落ちた人にとって、日本は紛れもないTHE・異国である。そんな当たり前に思いを馳せつつ、同じ日本の中にも、幾千通りの非日常と日常の交差がある、そう改めて気付かされたように思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ・旅行記
- 感想投稿日 : 2022年11月18日
- 読了日 : 2022年11月17日
- 本棚登録日 : 2022年11月18日
みんなの感想をみる