大変感じの良い暴露本。という趣かな。ただしこの本の出版年は1998年、今から20年以上前なのだということを頭に入れておかないと混乱する。ただ、「女性を差別していません、と口で言いながら心では差別している男」という直裁な言い方には悔しいながらも感心した。この社会は20年間ろくに進んでいない。
それはさておき、単純に面白い。一種のノロケですらある。まさに筆者は「チアキちゃんの助けにはならずとも邪魔だけはしない」なのだろう。でもそういう配偶者は良いものだと思う。
生真面目で素っ頓狂な女性と、いい加減でかっこつけたい男性という捉え方をすれば、物語としても大変面白い。しかも現実に向井千秋氏は宇宙を飛んだのだから、なおさら面白い。
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- 感想投稿日 : 2023年7月15日
- 読了日 : 2023年7月15日
- 本棚登録日 : 2023年7月15日
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