キャプテン・アメリカはなぜ死んだか 超大国の悪夢と夢

著者 :
  • 太田出版 (2008年12月18日発売)
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本棚登録 : 373
感想 : 33
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町山智浩さんの「週刊現代」「サイゾー」などの連載をまとめた作品。
これを読むと、アメリカとひとことではいえない、裾野の広さを感じて呆然となりました。
アメリカのさまざまな事件とニュースから見えてくる、人種問題や格差社会、麻薬、フェミニズムなどアメリカの社会問題や病理について考えさせられます。

特に、人種による言葉のセンスの違いというところが気に入りましたので、ひとつ紹介。
「お前の母ちゃんデべそ!」それはガキの口ゲンカで最終兵器だ。アメリカの子供たちも(お前の母ちゃんの)悪口を言う。ただし、「デベソ」なんて芸のないことは言わない。
「お前の母ちゃんすげえブスだから、不細工コンテストに出場したら、『すみませんプロの方はお断りします』って言われてやんの!」

声出して笑うところが、たっぷりあるので、電車の中やカフェでは危険!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2012年1月16日
読了日 : 2009年7月13日
本棚登録日 : 2012年1月16日

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