記憶を失くした男に、治療と称してとある猟奇事件の
資料が渡される。
彼は一体何者なのか、真実はどこにあるのか。
……と書くと聞こえは良いが、面白くない作品だった。
記憶喪失の男は何者か?
猟奇事件の犯人とは?
そもそもこの治療はなんなのか?
目の前の治療師は医者ではないのか?
そしてこの結末は?
そういう事を全て悪い意味で裏切っていくスタイルは
逆に清々しい。
道徳の時間に読んだ5分の文章より感想が無い。
深淵を覗く時、深淵もまたお前を覗いているのだ的な事を
言いたかったんじゃないのかなと思うけど、
特にトリックらしいものも無い。
久しぶりにオススメ出来ない本でした。
最後に、言わせて欲しいんだけど言いたいことが
あるならミステリじゃなくてエッセイでお願いします。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
一度で十分
- 感想投稿日 : 2016年8月28日
- 読了日 : 2016年8月28日
- 本棚登録日 : 2016年8月28日
みんなの感想をみる