この短編は全て一本の電話から始まる
その電話を取るのは男であり、女であり、年齢も職業も様々である
それは滅多に起こることのない奇想天外な物語ではなく、日常にありえるかもしれない物語である
構成も良く、頭にスッと映像が飛び込んでくる赤川テイストの文章は、あまりにものめり込みしすぎて、止まらなくなる
携帯電話の普及で、誰が電話してくるのかすぐわかるようになったり、メールの方が多くなったりで、もはや時代遅れかもしれないが、それでも楽しめるのは、人は会話する生き物だからではないだろうか? と思う
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
赤川次郎
- 感想投稿日 : 2012年1月31日
- 読了日 : 2012年1月31日
- 本棚登録日 : 2012年1月31日
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