《中立的な第三者が出てきて、身銭を切って「不満の程度」を揃える。よく「ウィン・ウィン」とか気楽なことを言うやつがいますけれど、そんな合意形成はまずあり得ないんです。誰かがが身銭を切らないと、合意形成は成らない。合意形成は基本「ルーズ・ルーズ・ルーズ」の三項関係なんです。》(p.111)
《いま、パターナリズムというと全部ダメということになってしまいましたけれど、パターナリズムがダメになるのは、メンバーの間にディセンシーが欠けている場合なんです。距離感と言ってもいいし、あるいは無関心と言ってもいいのですが、そういう「家族が何を考えているかはわからないけれど、自分が彼らのために何をしなければいけないのかはわかっている」というのが家長の条件だったと思います。》(p.143)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年1月27日
- 読了日 : 2020年1月27日
- 本棚登録日 : 2020年1月24日
みんなの感想をみる