非常に過酷な状況を描くんだけども、だからこそ人間が生きることの輝かしさや追い求めるものの尊さが際立つのがこの作品の最大の魅力だと感じています(その意味で、2巻最後のライザの台詞は涙なしに読めません)。この「成れ果て村」はそういった生きるものの「価値」が剥き出しになる、より本質的な場所。私たちの世界においても「価値」はとても複雑なものになりつつあると思いますが、優れた物語は世界に対する洞察を与えてくれるものです。今後の展開がとても楽しみです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2018年7月26日
- 読了日 : 2018年7月26日
- 本棚登録日 : 2018年7月26日
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