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先日一冊の本を読んで驚いてしまい,澤田瞳子の本を継続的に読む決心をしてその通りにとりあえづ実行中。
この本が書下ろし文庫版だったので こりゃいいやと手に取った。ところがである。『吼えろ道具』道具:どうぐ,そう本の題名を間違えて認識したまま 読み始めるまでその間違えた題名で内容を想像していのである。澤田瞳子の愛でる「道具」どんなんかなー。 やっぱ和楽器の類かな〜横笛や琵琶とか。菅原道真だと気づいた時 自分に大笑いした。
ええと,カバー裏面にある著者近影を見る。ホントに近影か?と思うくらい若々しく美人に写っている。これで46才? 澤田さん あんた フォトショップ 使ったでしょう(笑)。 僕はいつも解説から読むが,本書のこの解説は全くもって不要。というか この下手で全然面白くなく むしろ読む気力を根こそぎ失わせてくれるような気取った解説はもはや「被害/損害」である。やめて欲しい。
(そもそも本書はあまりに内容が高尚で とっつきにくく=つまらない,ので決して読了した などとは言えぬ結果だった事を,誰も読まないこのコメント欄の真ん中辺りにコソーリと書き置く。誠にすまぬ。)
それでもまあ,カバーの絵の感じや面白くはない解説の内容からして 本書は少しパロディががった作品なのかな,澤田瞳子のパロディ作品ってちょっと興味あるな,と思ったものである。ところが全然違った。というより読み始めてみたもの全く面白くない。先に読んだ作品があまりにも品格がありながら面白かったのでこの作品を,と最初に書いたがとんだお門違いであった。人気作家と云えどもこの様な駄作も創ってしまうのだなぁ と云う証拠か。まあすべての作品が全部面白い,なんてあり得ないわな。すまぬ。
なるたけポジティブな読書感想文になればいいなぁ と思って書いているのだけれど,気が付くといつもこういう批判めいたネガティブな感想文で終わっている。人の作品をけなすのは割と簡単でしかも面白いからなぁ。褒めるのは凄く難しい。褒めるだけの感想文をいづれは書いてみたいものだ。やれやれ。
- 感想投稿日 : 2024年3月7日
- 読了日 : 2024年3月7日
- 本棚登録日 : 2024年2月12日
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