邂逅の森

著者 :
  • 文藝春秋 (2004年1月28日発売)
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本棚登録 : 431
感想 : 81
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本当に久しぶりに読み応えがあって感動する小説に出会いました。

先日熊谷さんの『バイバイフォギーデー』を読み終わって,著者紹介の欄をみていると,熊谷さんには山本周五郎賞と直木賞をダブル受賞した作品があって,それがこの『邂逅の森』だということを知った。

もうづいぶん前に出た本だったので,いそいそとTSKへ出かけると本は有った。連休中のこととて日中から一晩で読了してしまった。

本当に感動的作品です。

最近のこの種の重いというか深いというか,内容の濃い作品わとても少なくなってしまったような気がする。

濃い作品の例をあげると,夢枕獏の『神々の嶺』とかさ。

代わって,このごろは軽くてすぅらすらと読める作品が多いなぁ。

いやべつに,軽くて読みやすいお話が悪いというつもりは無かんす。

ただ,時々はこういう深重の作品もよまねばねばなぁ~と思ったのです。

すまんこってす。すごすご。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年5月7日
読了日 : 2012年5月6日
本棚登録日 : 2012年5月5日

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コメント 3件

tsuzraさんのコメント
2012/05/07

こんばんわ。
私もこの作品には本当に感動して、しばらく余韻が残りました。
人生が途中で展開していく面白さと、自然の厳しさと狩りの臨場感と、運命と、人間の鬼の部分も書かれ、重厚な内容。
大好きな作品です!
時々はこういう作品に出会いたい…同感です。

ryoukentさんのコメント
2012/05/07

わぁ、つづらさん、おひさしぶりぶり。
お元気ですか、わたしは『元気です!』
この作品もっと早く読めば良かった、と思います。
そして今はそのほかの熊谷さんの本にくびったけ状態です。あな、嬉し。

tsuzraさんのコメント
2012/05/08

はい、元気です!
熊谷作品「バイバイ・フォギーデイ」は政治ものなのですか?
ryoukentさん、5つ星ですね。
図書館に予約してみようかな。

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