やむにやまれぬ恋というものをしたことがない人は、人間というものを本当に理解しているとは言えないかもしれない。
社会を縛る法規範や世間様のおっしゃるところの道徳観念、「かくあるべき」という常識を超えていかねば成就しえない愛情というものに、心臓をグッと掴まれたことはあるだろうか?
ダメだと分かっていながらやめられない、それこそ人間らしい人間である。
一般論から人を糾弾するのは誰にでもできることである。
良いか悪いかは別にして、柳原白蓮女史は、人にできないことを、すべてをかけてやってのけた。
私は、そこにしびれる憧れる。
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- 感想投稿日 : 2023年10月3日
- 読了日 : 2023年10月3日
- 本棚登録日 : 2023年10月3日
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