白蓮れんれん (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2005年9月16日発売)
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やむにやまれぬ恋というものをしたことがない人は、人間というものを本当に理解しているとは言えないかもしれない。

社会を縛る法規範や世間様のおっしゃるところの道徳観念、「かくあるべき」という常識を超えていかねば成就しえない愛情というものに、心臓をグッと掴まれたことはあるだろうか?

ダメだと分かっていながらやめられない、それこそ人間らしい人間である。

一般論から人を糾弾するのは誰にでもできることである。
良いか悪いかは別にして、柳原白蓮女史は、人にできないことを、すべてをかけてやってのけた。

私は、そこにしびれる憧れる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年10月3日
読了日 : 2023年10月3日
本棚登録日 : 2023年10月3日

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