「人を動かす」を中心にして、さまざまな本を読み進めております。
その一環で、心理学に関する本も読んでおり、本書に出会いまたした。
(読みやすさ)★★★★★
まず、本書は物語調で描かれており、とても読みやすいです。
(内容)★★★★
アドラー心理学自体を学んだことがないので、アドラー心理学のうちのどこまでを学べたかはわかりません。
が、「勇気」と「共同体感覚」というアドラー心理学の肝(と本書では言われる)部分については、物語を通してさまざまな例が示されており、分かりやすかったです。
何よりも、例えば「Aはこういう理由でBです!」という説明だけではなく、読者視点で「Bということは、Cなんじゃないの?」と言う疑問を主人公が持ち、それに対してまた納得のいく説明があるという構成がよかったです。
また、物語の区切りに毎回筆者のコラムが付いています。このコラムが長くない点も高評価です。
(オススメ度)★★★★
本書の良さを感じられるのは30代を超えてからではないかと思いました。
30代を超えた子育て世代、会社のミドル世代にオススメかと思います。
10代、20代前半で読むと、いわゆる自己啓発本にうつると思います。
(似た理論の本)
「人望が集まる人の考え方」(著:レス•ギブリン)ととても近しい内容だと思いました。
こちらも評価と感想を書いておりますので、ご参考頂けますと幸いです。
以上です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年3月2日
- 読了日 : 2023年3月2日
- 本棚登録日 : 2022年5月11日
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