「ツバキ文具店」シリーズ3作目
この作品も、とっても良かったです!!
今作は、ポッポちゃんが、代書業を再開するという手書きの挨拶状から始まります。
6年前に次女、その翌年には長男を出産し、この春
中3に成長したQPちゃんの三人のお母さんになっていたポッポちゃん。
下の子どもたちが小学入学を機に代書屋を再開するとのこと…。
今作では下の子どもたちの育児や家事の忙しさに加え、成長したQPちゃんも思春期になり反抗期真っ只中で…。
ポッポちゃんはQPちゃんの事が、いちばんの悩みの種になってましたね…
代書の仕事に真摯に向き合っていく姿や、お馴染みの登場人物達との、あったかくてほのぼのとした交流は勿論のこと、新たな登場人物との関わりやストーリー展開、ワクワクして楽しめました。
特にタイトルである「椿ノ恋文」は、私としては予想外の恋文だとわかりドキッとしたり…。
いちばんジワッとなったところはQPちゃんとのエピソードや手紙。
感情移入してしまい、思わず泣きそうになってしまいました…
思ったのは、相手を傷つけずに、こちらの思いを上手く伝える代書業って、ホントにとっても難しいーー!って事。
自分だったらどんな手紙を書けるかな?と
考えてみても、私だったら頭を抱えそう…!!
今作でも難しい代書の依頼ばかり次々と舞い込んできてました。
言いにくいことを伝えたりするために
苦肉の策でいろいろ検討し
心を尽くしてなんとか丸くおさめようとする
ポッポちゃん…。
あ~ポッポちゃん、凄っ!!
そして優しく癒やされ包み込んでるような
この作品の舞台が…、やっぱりイイ!!
鎌倉…。
このシリーズ読むたびに、行ってみたくなります…
- 感想投稿日 : 2024年1月14日
- 読了日 : 2024年1月14日
- 本棚登録日 : 2024年1月14日
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