乃木希典 (文春文庫 ふ 12-6)

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年8月3日発売)
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乃木希典(のぎまれすけ)
乃木神社に祭られている明治の将軍。
明治天皇が殉死された後あとを追って夫婦で殉死。日露戦争の旅順(りょじゅん)戦で九割近い兵士をなくした司令官。愚将と呼ばれる要素はあれど、殉死後に神社がたつほど国民や天皇から愛されたのは何故なんだろう。
生い立ちは不遇な人目線で読んでいたけど、中盤にやさぐれていてとんでもない女遊びをしていた時期もあり、なかなかの人物像。一方で 作者の言う通り現代の日本人にない愛国心がこの時代には確実にあり、そのなかで希典は殉死後に国民から慕われたんだろうなと思った。

そして乃木神社にまたお参りに行きたいなと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年1月11日
読了日 : 2022年12月7日
本棚登録日 : 2022年1月10日

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