「私大」の「女子医大」と聞けば大方の人は華やかーでちょっとギャルが多いのかな、と思うような気がする。が、入学式の時からして地味ーな真面目なお嬢さんの群れ、そしてそこに飛び込むことになった筆者。
ああ、うん、こういう性格の人ならこんな風に見えるよねー、と、特殊な医学部の世界をあっけらかんと語ってまとめたのがこの本。学生生活、クラスに一人、この筆者みたいなタイプの人が居たらやりやすいんだろうな、と思う。
寄生虫の実習の欠席分補習でおびただしい量の病気の犬の糞に囲まれ…というエピソードを読むと、試験管を遠心分離する時失敗してごく少量のブツが床に、で済んだ私の学校の実習は平和な方だったんだなあ…
読書状況:積読
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2020年3月16日
- 本棚登録日 : 2020年3月14日
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