こういう話はやっぱり本で読むのが一番入りやすいな。
ネットが普及したことで変化した世界を網羅的に語る。
誰でも発信できる、さらに誰でも作れるところまで環境が整っていく中で
プロの役割も、変化していかなければならない。
情報のキュレーションだけでなく、
まとめたところから生まれる視野、解説、解析などに比重が移っていく。
ビッグデータも集めるだけでは意味がなく、
どう生かした使い方ができるかが肝心。
プラットフォームを持っているものが強かった時期はもう終わって
個人の能力で差が出ていく時代に。
誰でも発信できるようになったからこそ、
発信するだけでは何もしていないのと同じ。
何かを動かしてこそ影響を与えてこそ、発信したと言える。
アートとサイエンスという、仕組みの違う視点を
バランスよく組み合わせなければ、狙った効果は生み出せない。
どこでも同じようなものが手に入るとき、
結局残るのは、個人の関係。
友達として把握できる人数にはだいたいの上限がある。
山ほどある情報の信頼性、自分にとって有用かどうかの選択は、
それを発信しているのが誰なのか、という点に行きつく。
どこを取っても刺激的な本で、
今の状況、これからの変化を分かりやすく教えてくれる。
手元に置いておきたくなる本。
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- 感想投稿日 : 2019年4月24日
- 本棚登録日 : 2019年4月24日
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