孟子 下 (岩波文庫 青 204-2)

  • 岩波書店 (1972年6月16日発売)
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感想 : 18

再読。離婁篇、万章篇、告子篇、尽心篇を収める。離婁は「規矩」の話が多く、「自暴自棄」や「赤子之心」などの言葉がある。万章は孟子の高弟であり、「舜」をテーマにした対話が多い。告子はなんといっても「性」の論争で、性を可変とみなす告子に対して、孟子は性が善であることを論証しようとしている。尽心は政治論争から身をひいた後の孟子晩年の心境が吐露されている。武内義雄氏の解説及び、小林氏の「孟子小考」が興味深い論考である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 中国学
感想投稿日 : 2013年5月21日
読了日 : 2013年5月21日
本棚登録日 : 2013年5月21日

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