近所の本屋でたまたま目に付くように並べてあり、松岡修造氏のことは気になる人物でもあったので手に取ってみたのだ。
冒頭の「もともと僕は、人とのコミュニケーションをとるのが苦手でした。人前で話さなければならないときなどは、指先が凍り付くほど緊張し、数日前から憂鬱でしかたない」
という一文を読んで、一気に親近感が沸いたのです。
自分は、今でこそ人前で話す時やプレゼンする時、度胸があるなんて言われる事もあるけど
少し前まではとても人前で話すなんて一番嫌なことで
小学校のころから社会人になってもその性格は変わることなく、実際、ずっと逃げてました。
自分の場合は結局、逃げられない立場に追い込まれ、場数を踏んで慣れてきた感じ(本質的には今でも苦手だが…)
修造氏はどうなんだろうという興味があった。
人に話を伝えるのはすごく難しい事です。
この本の中で修造氏が書かれた内容で、なるほどと気づかされた事を3つだけ紹介します。
一つ目は
人の心には一度に多くの事は入ってこない。
伝えたいことが3つあるなら、3つ話すことで全体がぼやけたものになることが多い。
シンプルに一つにする方が聞き手に深く届く。
確かにですね
色々しゃべって伝えても結局、聞いてなくて、後で言った言わないの口論になることが多いですから…
二つ目は
「要は」という言葉
目上の人に対しては使わない方がいい。
その言葉は癇にさわることがある。
当たり前の事かもしれないけど、実際、後輩で口癖のように言うヤツがいるんですよ…
だから今度、本人の為にも指摘してあげようと思う。
三つ目は
相手からアドバイスをもらった時は、ともかく相手の意見に従って一度は行動してみる。
自分なりの考えを持つ事は大事だけど、それにこだわり過ぎると、周りの世界が見えなくなる。
人の意見を聞かない、もしくは意見を求められ、アドバイスしたのに反論されれるとか結構ありませんか?
アドバイスする側に立ってみると、相手がとりあえず意見に従うか、まったく反論するかで次回からの対応も違ってきますよね?
もちろん自分にはあてはまらない事も色々書いてありましたが、他にも気づかされる事はいくつか書いてあったので、一つでも今後の参考にできれば良いと思ってます。
- 感想投稿日 : 2016年2月7日
- 読了日 : 2016年2月7日
- 本棚登録日 : 2016年2月7日
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