科学も宗教も、社会的・歴史的条件の中で営まれ、積み重なってきた。その対立を話題に出したとき、裏には政治的思想や文脈が存在する。
本書は、「科学と宗教」という学問の書。主にガリレオの天文学、ダーウィンの進化論、そして昨今の脳科学や医学をベースに、科学と宗教の関係を考察している。故に科学との関係を考察する対象は一神教となる。
索引も参考文献も多くて信頼感もあり、宗教的思想が科学的にすべて証明されてしまうのも、科学では説明できない領域がIDで埋められてしまうのもなと思う。ただどちらであっても面白い。
神を見、科学を発展させてきた人類に、答えはでないような気はしている。
しかし、政治的思想がもしなくなった場合、それは本当に対立するのか?
あと文中に何個「的」があったかも数えてみたいくらいにはある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
雑学等
- 感想投稿日 : 2020年10月2日
- 読了日 : 2020年10月2日
- 本棚登録日 : 2020年6月12日
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