赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2008年2月26日発売)
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出会いはハウス世界名作劇場のアニメ版(たしか小二のとき、朝ドラ「花子とアン」の年にNHKで再放送があたっときは娘と楽しみに見た)、そのあと講談社の世界少年少女文学全集(←祖父母の家にあった母の蔵書)に入っていたのを読んだ気もするし、読んでない気もする。中学生のころ図書室でポプラ社の深緑色のでシリーズを読んで、高校生で「赤毛のアンの手作り絵本」にハマった。大学生になって、この新潮文庫版でこつこつ揃えて(その懸賞でピクニックバスケットももらった)、自分の成長に合わせて何度か読み返してきた。
こどものときはおしゃべりで夢見がちでとっぴょうしもないことをしでかすアンより、おっとしとしてやさしい親友のダイアナが好きだなと思ってた。これからというときにマシュウが死んでしまうことや縫い物が大好きだったマリラが目を悪くして心細くなってしまうこと、老いていく人生のことを初めてはっきり教わったのはこの物語のような気がする。おとなになって読み返して、母親になったアンに共感したり、いきなり少女の母親役を引き受けたマリラの戸惑いが急にわかるようになったり、何度読んでも発見がある。

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 文庫
感想投稿日 : 2024年4月18日
本棚登録日 : 2014年8月6日

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