多様な言語を楽しみ愛す言語学者による、語学関連のエッセイ。
共感できることばかりで、小学生から英語を、などと
深い考えもなく平気で主張する向きにもぜひ読んで考えてほしい。
最後の、自分の語学・語学教師遍歴をふりかえった講演仕立ての長めのエッセイもよかった。
自分が語学教師をやっている理由をふりかえって親近感を感じた。
ものによっては中上級の日本語読解教材としても使えるかもしれない。
日本人の英語学習観や外国語観にもだいぶ問題はあるけれど、
外国人の場合だって語学学習観がいまひとつだたり、
語学を学ぶ醍醐味にまるで無関心だったりする人は少なからずいるので。
それにしても、堀江敏幸解説をよんで、たまげた。そして深く納得した。
(絵本・落語・語学の三題噺が通じる人は多くはないかもしれないが)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文庫
- 感想投稿日 : 2013年11月18日
- 読了日 : 2013年11月20日
- 本棚登録日 : 2013年11月14日
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コメント 1件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/03/14