PR誌「ちくま」の連載「ネにもつタイプ」を毎月たのしみによんでいる。
これがエッセイ集としては処女作。
内省や妄想が暴走してちょっとずれてる日常がおかしくて、共感できる(ということは自分もちょっとずれてるんだろうけど)。
全体に言語や翻訳というよりは日常に関するトピックが中心でセンスさえ合えばだれでも楽しめると思うけれど、たまに登場する言語・翻訳ネタもさすがにすごい。「キノコの名前」は翻訳家の職業病のような状況をえがいて、多言語にたずさわる人ならみなうなずいてしまうエピソード。わかるひとなら一発の「サルマタケ」を外国語で説明しなければならないとしたらなんと苦労の多いことか・・・
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2014年6月19日
- 読了日 : 2014年6月20日
- 本棚登録日 : 2014年6月14日
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