サンタ・クロースからの手紙 (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

制作 : ベイリー・トールキン 
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本棚登録 : 121
感想 : 11

2015.12.5市立図書館
(ゆっくり読むひまもなく返却期限&シーズンが過ぎ…来年こそ)

2021.12.19市立図書館
1979年刊の同じものを借り直したつもりが、1995年の封筒に手紙が入っている体裁のしかけ絵本版だった。ブクログ(Amazon)にはそちらが見当たらないので、とりあえずここに記録しておく。

トールキンがわが子らのためにサンタになりきって毎年のように書いたお手紙を集めたもので、1979年版と1995年版がどれぐらい同じかわからないけれど、手紙はぜんぶではないらしい。北極あたりに住むサンタはちょっとやっかいものの白熊や他の妖精?に手伝ってもらって毎年プレゼントを用意して配って歩いているが、さまざまなハプニングが起こっているというオリジナルストーリーが1年に一回とどくとはなんというぜいたくな贈物。北極(North Pole)を文字通り「柱」があることにしていたり、ちょっとしたファンタジーでおもしろい。
オリジナルの英文の手紙の裏に翻訳が刷ってある。封筒の宛名や追伸などは翻訳なしだけれど、ここも情報量が多いのでちょっともったいない。
2006年には、増補新版(1920年から1924年までの5年分、1939年から1943年までの4年分が新たに発見され加えられた)がでているようなので、そちらをまたみてみたい。

ページに封筒を貼って、その中に手紙が入っているというスタイルといえば、福音館書店のこどものともシリーズの記念出版「こんにちは、おてがみです(正続あり)」が思い浮かぶが、こちらのほうが先のようだから、福音館の方でアイデアを借用したのだろうか、それともこういうタイプの絵本は他にもあるのかしら。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本・児童書
感想投稿日 : 2015年12月5日
読了日 : 2021年12月20日
本棚登録日 : 2015年12月5日

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