デビュー作『ロージーのおさんぽ』の続編がなんと40年以上のときを経て登場。原書の出版は2015年、パット・ハッチンスは2017年に亡くなっているのでほとんど遺作と位置づけてよさそう。
キツネにつけねらわれていることにまるで気がつかずにのんきにおさんぽするめんどりのロージーを幼心にはらはらどきどき見守ったことを思い出しながらページを開くと、おかあさんになったロージーはあいかわらず泰然として、でもちょっとうっかりしていて、またもはらはら見守ることになった。最後はもちろんほっとできるし、かつての「おさんぽ」のときのキツネや景色も登場するのがうれしい。
これ単体で読んでも楽しめるとは思うけれど、やはりまずは「おさんぽ」に親しんだ上での作品かな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本・児童書
- 感想投稿日 : 2019年9月19日
- 読了日 : 2019年9月19日
- 本棚登録日 : 2019年9月19日
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