月刊絵本での発行から1年余りという異例の速さでハードカバー化。安野光雅さんの推薦文の帯付き。
**以下月刊誌のときの感想**
著者初のこどもむけの著作。体の構造も見えている世界も生き方もまったく違うアリも人間と同じように数学を理解するか? というやや哲学的な内容ながら、具体的な話題を積み重ねてなるほどと納得させる。アリが体感する数の世界はわたしたち人間ならではの想像力の賜物であり、詩のような文章を通して、数学の美しさやとらえどころのなさ、当たり前の概念を疑う用心深い思考にふれて、「計算」「苦手」「面倒」といった算数のイメージが一変するかもしれない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本・児童書
- 感想投稿日 : 2018年10月9日
- 読了日 : 2018年10月9日
- 本棚登録日 : 2018年10月9日
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