ヨーロッパのドボクを見に行こう

著者 :
  • 自由国民社 (2015年6月3日発売)
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感想 : 12

本書での「ドボク」の定義は、”土木構造物のみならず産業施設や建築物も含めた社会基盤として捉えられる対象物全般”とのこと。
つまり対象とする範囲が非常に広い。欧州(と言ってもフランス、ドイツ、オランダ、ベルギー、スイスの5ヶ国)それぞれお国柄が現れるというインフラを紹介する本。
こういったインフラ物そのものを観光対象とする視点の方は珍しく、それだけにおもしろい。

特に興味を持ったのは、以下の3つ。
*ギュスターヴ・フローベール橋(ルーアンの巨大可動橋)
*バケットホイールエクスカベーター(ドイツの世界最大級の自走式重機)
*ロンキエール・インクライン(ベルギーにある船のエレベータ)
そのスケールの大きさにただ圧倒するばかり。世界にはすごいことを考える人がいて、またそれを実現するのはさらにすごいと溜め息が出る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年6月17日
読了日 : 2017年6月17日
本棚登録日 : 2017年6月17日

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