天皇

著者 :
  • 扶桑社 (2013年9月13日発売)
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本棚登録 : 78
感想 : 9

日本国における天皇の存在と歴史について知りたくて本書を読んだが、求めていた内容とは少し違った。本書の大部分の頁は、明治天皇から今上天皇に割かれており、日露戦争から大東亜戦争終結後のGHQによる工作が今日に与える影響がよくわかる。
戦後、米国により行われた占領管理下での大変革(日本人の精神的武装解除)の史実について公的文書の丹念な調査から史実が述べられており、その辺りのことについて学びたい方には大いにおすすめできる。国際銀行家に関しての記述は、今までにも他の本で何度かこういった主張は読んだことがあったが、本書での説明がもっともしっくり来た。やはりこれも基本は史実をベースに、そこに少しの自分の意見を添えるといった本書の構成のためと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年12月10日
読了日 : 2017年12月10日
本棚登録日 : 2017年12月10日

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