こちらやAmazonでの評価が高かったので期待して読んでみました。
結果、とっても面白かったです!
表紙も綺麗で素敵です!
久し振りにBL小説で萌えました(笑)。
皇帝レグレシティス(覚えられません)34歳、佐保17歳と年齢差17歳。更に、大きな体躯のレグレシティスの腕の中にすっぽり収まる小柄で華奢な佐保という設定も堪りません。
ギャップ萌え要素充分です。
顔半分を仮面で隠すレグレシティスは『オペラ座の怪人』を彷彿とさせますが、ストーリーは『美女と野獣』の方でした。
幼い頃に暗殺未遂で使われた毒の影響で体の右半分が濃緑色に覆われ常に仮面と長衣と手袋で隠している孤独な皇帝が、日本から異世界にトリップしてきた心優しき少年と出会い、少しずつ惹かれあっていく過程が素晴らしかったです!
ラスト近くの神花が自らの意思で蔓を伸ばして佐保を助ける所と、舞台衣装だったという和服を基調とした衣装を着た佐保を映像として見たいと思いました。
平安時代のお姫様風衣装でしょうか。
確かに、序盤の皇帝の礼装用の袖の釦を縫う為だけに主人公が呼ばれたり、男の子に向かって「貴方様なら姫以上の姫になれる」とか、婚礼衣装を着た主人公が眼福ものだとか、やたらと主人公の為だけに世界が回っている気がしますが、これがBLの世界なんですよね。
ふと、主人公が女の子ver.のお話も読んでみたいと思いましたが(その場合サラエの姫の身代わりや世継ぎ問題もすんなりいきそうです)、それを言ったら元も子もないので諦めます。
途中、文章がおかしかったり同じ表現が繰り返されていてしつこく感じた箇所があったので、☆−1になりました。
挿絵も素敵で、自分にしては珍しく何度でも読み返したいBL小説になりました。
続編の2〜3巻も同時購入したので読むのが楽しみです。(*^^*)
- 感想投稿日 : 2013年10月6日
- 読了日 : 2013年10月6日
- 本棚登録日 : 2013年10月2日
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