帝國の華嫁 英雄皇帝は政略結婚の姫君を溺愛する (蜜猫文庫)

  • 竹書房 (2019年4月22日発売)
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感想 : 4
4

Kindle Unlimited版読了。

人質として皇帝の妃になるが、思いがけず寵愛を一身に受ける事になった敗戦国のお転婆王女ヒロインと、偶然にも探していた命の恩人を妃にする事が出来た有能な堅物皇帝ヒーローとの溺愛系中華風ラブストーリーです。

中華風異世界が舞台ですが、モデルとなった国は唐の時代の中国とモンゴルのようです。

ヒーローがヒロインをひたすら溺愛する話なのですが、皇位争いのシリアスなストーリー展開もあり読み応えがありました。

ヒロインは敗戦国の王女で、人質として帝国の皇帝の妃になります。
初めは人質同然の妃に興味を示さない堅物ヒーローでしたが、ヒロインがかつて刺客に襲われ絶体絶命だった自分を助けてくれた命の恩人だったと分かると態度を一変し、溺愛するようになります。

ヒーロー視点あります。

有能で仕事が早いヒーローなので、ヒロインが実はずっと探していた命の恩人だと分かると恋心を自覚し、その日の夜に初Hとなります。
全体的にHシーンが多すぎのように思いました。

ヒーローの側近の裏切りという展開もありましたが、ヒロインの弓の活躍でヒーローは再び命を救われます。
ただ、側近の裏切り理由が、自分にはどうも納得出来ませんでした。
亡き公主の忘れ形見という事で貴族位を与えて貰うならともかく、王位に就く事が果たして市井で生きてきた彼が本当に幸せになれるのかを考えて欲しかったです。

ラストはヒロインは皇后になり、世継ぎの皇子も産んでハッピーエンドで終わります。

何となくですが、作中からイメージするヒーローと挿し絵のヒーローが違うように感じてしまいました。
挿し絵のヒーローがどうも優男風で、身長2メートル近くあるような美丈夫には見えませんでした。(^_^;)
もう少しワイルド風でも良かったかなと思いました。

難しい漢字が多く、人名がなかなか覚えられませんでした。

ヒロインの年齢は18歳と推測出来ましたが、結局ヒーローの年齢が最後迄不明でした。
20代前半くらいでしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2019年5月2日
読了日 : 2019年5月2日
本棚登録日 : 2019年4月26日

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