白い人・黄色い人 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1960年3月17日発売)
3.41
  • (66)
  • (134)
  • (316)
  • (29)
  • (6)
本棚登録 : 1875
感想 : 145
4

白と黄色という色をタイトルにした意味が遠藤周作らしいと思う作品。

二作品はどちらも読みやすい分量。

白い人はフランス人なのにナチの手先となり拷問を加える側になる。
黄色い人は、第二次世界大戦に入ろうかと言う頃、日本人クリスチャンが教会や神父を売る、良心とは神とはを日記というものを通して描く。

どちらもキリスト教が下地にあり、キリストの教えを知らないものとしては一つ一つが新鮮であった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月14日
読了日 : 2021年11月13日
本棚登録日 : 2021年10月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする