老いを愛づる-生命誌からのメッセージ (中公新書ラクレ, 759)

著者 :
  • 中央公論新社 (2022年3月9日発売)
3.23
  • (5)
  • (2)
  • (10)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 140
感想 : 16
4

白髪を染めていたけれど、染めるのをやめようと思った。
女性なら悩むのも当然だ。
染めれば伸びてくる白髪が気になり、マスカラタイプで凌いだり、帽子を被ったり、髪型を変えたり
色々試しても老けて見える自分のこと姿に納得が行かない。

著者はそんな自分に潔く染めない選択をさせたのに、美容師が許してくれないとある。

これは白髪染に限らず、日本人の悪い癖◯◯らしくとの考えを押し付ける癖の代表だ。
子供だからとか若者だから、色々決めつけてしまう。

一節を取り上げて感想を記したけれど、老いていくからこそ言える未来への想いや
老いていく自分との折り合いの付け方
著者の穏やかな語り口調が優しく説いてくれた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年7月13日
読了日 : 2022年7月13日
本棚登録日 : 2022年7月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする