僕の起業は亡命から始まった!―アンドリュー・グローブ半生の自伝―

  • 日経BP (2002年9月26日発売)
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感想 : 5
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世界最大半導体メーカーに育て上げたインテルの共同創業者の半生の自伝


著者は、ハンガリー生まれのユダヤ人家庭で育ち、幼い頃から重度の難聴のハンデを追いながらも

両親の愛情のもとで育ち、ハンガリー動乱で20歳で単身難民として渡米している


著者が体験した当時の少年の目線で、世界大戦、ナチスドイツのホロコースト、戦後の

共産党政権下での暗い時代を、客観的に時にはアイロニックに書かれている


理不尽で非道極まりない現状を冷静に受け止め、

最悪の事態をさけるリスク回避、先見性、迅速な対応、人脈、地道な努力が

奇跡的に彼の命を守り、亡命後にビジネスで成功したに違いない


一言で言うととても知恵のある人物

いわゆる歴史書より現実味があり、引き込まれるようであった


良書です



読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2009年6月7日
本棚登録日 : 2009年6月7日

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