再び女たちよ! (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年6月26日発売)
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本棚登録 : 482
感想 : 19
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伊丹さんのエッセイ大好き。すっかりファン☆
これはねえ、「女たちよ!」みたいに食ネタはなしです。

伊丹さんは猫がお好きなのね。そして女は猫みたいであってほしいんですと。
「捨てる!」で一円玉を捨てる話とか面白かったなあ。ヒッピーもお札を焼いたりしていたと聞いたことがあるよ。

「労働がどうして神聖なの?国会議員だって高利貸しだってみんな労働してるよ。あれも神聖なわけ? 労働なんてのはさ、時にはつらいし、時には退屈だし、時には食うためやむをえずだし、時には穢いし、時には楽しいし、まあそんなもんであってさ、神聖とはまるで関係ないじゃないの」
あーほんとその通りだ。

「辞書」では辞書好きであられるとわかった。
ご存命なら三浦しおんさんの「舟を編む」を読んで感動されるのではないかしらと思った。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2012年8月4日
本棚登録日 : 2012年8月4日

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