Coraline

著者 :
  • HarperCollins (2004年5月4日発売)
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本棚登録 : 27
感想 : 8
4

○あらすじ
新しい家に引っ越しきたCoralineの家族。
元々、一軒家だったその家は改築され、
今は、彼女の家族の他に奇妙な二組の隣人が住んでいます。
自宅で仕事をしている両親は、仕事を言い訳に
全くCoralineの面倒を見てくれないため、
彼女の日課は、一人で家の周りを散策すること。
ある雨の日、Coralineは彼女の家の中で唯一鍵のかかったドアを発見します。
お母さんに聞いてみると、家が改築される際に、
他の部屋との往来ができないよう塞がれたドアだと言うのですが、
Coralineがそのドアを開けてみると、そこには彼女の家と全く同じもう一つの家と
もうひとりのお母さんがいて…。
(あらすじは参考程度でお願いします。)

☆感想☆
映画「コララインとボタンの魔女」の原作本、
初めてのNeil Gaiman作品です。

放任の両親の元で育った少女、Coralineが、
偶然見つけたドアの先にあるもう一つの世界で
“もうひとりのお母さん”に出会います。
もう一つの世界は、現実と全く違って、
料理は美味しいし、自分の部屋も洋服も彼女好み。
優しいお父さんとお母さんもいる…。
でも“もうひとりのお母さん”は、どんどん彼女に執着して
Coralineを自分の元に留めようとし始めます。

あんまり話すとネタバレになりそう(苦笑
噂には聞いていましたが、
ストーリーは不気味で静かで、イラストもホラーで…
読んでいて、ちょっと怖かったです;

うーん…読みながら、
“愛”って何なんだろう?って思いました。
Coralineの選択によって、彼女は本当に幸せになれたんでしょうか…
疑問です。

英語的には、最初の方は読みやすかったですが、
後半は、少し難易度が上がった気がしました。

Neil Gaimanの「The Graveyard Book」も積んであるんですが、
読むのは当分先になりそうです(苦笑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: YL4-5
感想投稿日 : 2011年5月6日
読了日 : 2011年4月22日
本棚登録日 : 2011年4月16日

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