実際に福島原発に身をおいた筆者が、専門的なことを非常にわかりやすく書いています。
東電を退職されましたが、それでもなお在職中に知りえた秘匿事項はあるでようから、ある程度、ぼかしたところがあるのは仕方ないと思います。
顔を知られている人が内部告発的に書くのも非常に勇気のいることですし。
最終章の対談で、拉致問題にも触れていますが、原発の問題と拉致を一気に結びつけるような展開には首を傾げました。
誰も責任をとらない、当事者意識がなく、ポリシーのない政治家や官僚が事態の悪化を招いたという点では、共通しているのかもしれませんが・・・
蓮池さんも拉致問題がなければ定年まで東電にいられたのではないかと思いますが、大きく人生が変わったお一人なのだと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2013年1月25日
- 読了日 : 2013年1月25日
- 本棚登録日 : 2013年1月11日
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