さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 7-2)

  • 早川書房 (1976年4月1日発売)
3.67
  • (79)
  • (126)
  • (173)
  • (14)
  • (3)
本棚登録 : 1162
感想 : 87
4

面白かった。
これも再読だけど、いいのか悪いのか結構筋を忘れていたのでドキドキしながら読めた。

前科者の大鹿マロイが昔の恋人を探すなかで殺人事件を起こしてしまう。それ追っていくマーロウだったが…みたいな感じ。

主人公のマーロウが逆境に立たされた時にでるセリフが面白かった。
大鹿のマロイと一緒にいる時とか、刑事といっしょにいる時とか、要するに自分より腕力とか権力とかが上の相手といる時ほどユーモアが輝いている気がする。感想を書こうと振り返ってみて、好きな場面が冒頭でのマロイの酒場襲撃に出くわす場面と、ランドールやヘミングウェイと話してる場面なことに気がついてそう思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2010年11月12日
読了日 : 2010年11月12日
本棚登録日 : 2010年11月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする