コーチングというと、AさんがBさんをコーチする、というふうに、対人関係の中で行われるイメージが強いですが、
「セルフ・コーチング」は 自分で自分をコーチしよう! というもの。
たとえば新入社員として、育成担当の先輩についたとしても、
先輩には先輩の仕事があって、自分のことを四六時中見てくれているわけではない。
また、育成期間みたいなのが終わったときに、
急に自分が立派になるわけじゃないのに、一人立ちしなきゃいけない。
などなど、
「誰かが自分を引っ張ってくれる」 のを待ってるんじゃダメな状況は必ずあって、
それでも社会人だから、前に進んでいかなきゃいけないことが多いです。
そんなときに、自分で自分を引っ張っていく(※)力があれば、
状況に左右されず 前に進み続ける自分になれるんじゃないかー?
・・・という思いに共感された方は、 この本を一読されることをおすすめいたします!
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※引っ張っていく力、という言葉だと、なんだかストイックに、自分を追いこんで頑張る!
みたいなイメージを連想してしまうかもしれませんが、
セルフ・コーチングのイメージはそんなかんじでもありません。
うまくいかないなー というときに、 自分自身は落ち込んだり、焦ったりしているんだけど、
そこで自分の中で 「もう一人の自分」 を生みだして、その人が自分に優しく問いかけてくれるイメージです。
うまくいかないと、たいてい人間 「なんでこんなにうまくいかないんだー」 → 「私がダメな人間だからだ!」 → 「なんでこんなダメ人間になっちゃったんだろう」
…という負の自問自答に陥ってしまいます。
それを、 「もう一人の自分」 を使って
「どうやったら うまくいくかな?」 とか 「どうなったら うまくいったといえるのかな?」 とか、
そういう 「前に進める自問自答」 ができるようになりましょう みたいな話です。
- 感想投稿日 : 2017年5月14日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2017年5月14日
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