白蛇伝

著者 :
  • 偕成社 (2005年2月1日発売)
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感想 : 11
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【最終レビュー】

図書館貸出・7月下旬公開 映画化原案著書(アニメ映画・米中合作)

※公式サイト

https://white-snake.jp/

その前の映画館鑑賞予定作=ソボク:韓国映画

アジアの空気感の流れそのままで、抜群のタイミング。

久しぶりに中国文化を絡めた映画、興味が自然と湧いていました。

文化には国境はない。

改めて、このことを一層、認識度を高められたといってもいい。

素案の本来の軸そのものは、映画と直結していますが

周囲を取り囲む人達は、本著とはかけ離れている。

ただ、本著を既読した限り

雰囲気そのものは、映画の醸し出す世界観と近いものを、私的な着眼点としては、そう感じています。

時空を越えた

情緒的かつ、至って、普遍的要素の数々が盛り込まれている。

市井の姿を通しての

『ありふれた物語性』

『ほのぼのさ、滑稽さ、アクション』

立場柄を越えた

『人間味あるドラマの様相』

これらが互いに融合しあいながら

壮大な空間の次元の中で繰り広げられる内容です。

公式ツイッターで書いていた

『梁山伯、牛朗織女』

あとがきに触れられていて、興味深いものがありました。

タイトルそのものは

一区切りにはできない

あらゆる歴史的な裏側=伝説があり

地域の枠を越えた物語が

点と線で伝わっていたこと。

今の邦画実写の単調な次元とは、全く真逆の様相。

究極に深みある作風が存分に漂っていること。

明確に、このことを噛み締めていた。

大人世代の視点でも、本質的にしっくりくるものがありました。

後は、ネタバレになるので、この辺りで。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 映画・ドラマ・エンタメ関連(専用除く・2021~)
感想投稿日 : 2021年6月6日
読了日 : 2021年7月10日
本棚登録日 : 2021年6月6日

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