勁草 (文芸書)

著者 :
  • 徳間書店 (2015年6月9日発売)
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本棚登録 : 390
感想 : 55
4

オレオレ詐欺の犯人の顛末。

オレオレ詐欺の名簿屋の高城は、NPO法人を隠れ蓑に、生活保護受給者を囲い込み、宿を提供しながら受給金をピンハネし、裏でオレオレ詐欺に加担していた。

その高城に雇われている橋岡と矢代は、グループ内のトラブルにより、高城を撲殺してしまう。

詐欺グループのケツ持ちのヤクザに追われる2人、警察の佐竹、湯川もこの詐欺グループに迫る。

警察とヤクザの追跡をギリギリにかわし、逃げきれるか!?


犯罪に手を染めていく落第者たちのリアルな描写が良いです。

展開に派手さはないので、初めて黒川作品を読む人には向かないかも。

刑事や犯罪者達のやりとりが面白いです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 黒川博行
感想投稿日 : 2018年11月18日
読了日 : 2015年7月18日
本棚登録日 : 2018年11月18日

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