これからの科学技術には文科系の素養が必要であり、「そのために(文科系のために)書いた」という割には理科系の専門用語満載である。また科学に関する認識が浅い感じも否めない。科学と技術の発展に文科系の倫理的視点が重要であることを力説するが、それが倫理と言うよりも信仰に近い。著者は自らを「科学者の端くれ」と謙遜?するが、逆説的に科学倫理の浅はかな見方が著者の主張する文理融合の必要性に説得力を持たせているとも言える。
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教養
- 感想投稿日 : 2012年4月29日
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- 本棚登録日 : 2012年4月29日
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