すごく納得できるところもあったし、それはどうかなあという部分もあった。納得できたのは、ファリック・ガールズの生成理由(虚構に性を持ちこむことで生じるリアリティの演出と、その性を当事者として、また俯瞰した姿勢の両方で楽しむオタクの嗜好性)と、オタクの「熱狂」がどこか冷めている理由。
あと、マニアとオタクの違い。(マニアは物質を愛し、オタクは虚構を愛す)
ファリック・ガールズたちは何故戦うか? という疑問には、ちょっと濁した答えになってるなーと思った。あとがきの人も言ってるけど。
じゃあ戦闘美少女がなぜ戦うか? というと、個人的には、彼女たちという虚構が、敵という現実に虐げられるために戦うのかなあと思う。で、オタクはその客観性でもって、そのさまを楽しんでいるのかなと。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
精神分析
- 感想投稿日 : 2015年3月12日
- 読了日 : 2015年3月12日
- 本棚登録日 : 2015年3月8日
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