初めて読んだ加賀乙彦で、かつ一番好きな本。
実際にあったアプレゲールと言われる世代のバーメッカ殺人事件を元にした小説。
戦後、正しいと思っていた事が全て覆る、価値観の変わり方は多分私には想像できない。
慶応を出てなに不自由ないと思われた主人公がこのような犯罪を犯したのはその価値観の変遷についていけない、繊細な部分があったのかな?とも思う。もちろん大多数は順応していったわけだし罪は罪なのですが。
加賀乙彦という人は陸軍幼年学校在学中に敗戦を迎えた人だ。
だからこそ、精神科医になったのかな。 ここまで書きかけ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年7月17日
- 読了日 : 2013年7月17日
- 本棚登録日 : 2013年7月17日
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