「ハゲタカⅠ」と比較して、よりドラマ要素が強くなっている。
このドラマ要素には「主人公たちの私情」と「小説としての盛り上げ裏」がある。小説として人間ドラマを描いていたり、話が大きくなっていったりした方が体を保ちやすいのである。
しかしそもそもこの小説のコアバリューは「情報小説」であることなので、このバランスを取ることは難しい。フィクション色があまりにも強くなるとSFになってしまうし、SFにしては面白くないので価値がなくなってしまう。
今回はまだ情報としての価値を保っていました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファイナンス
- 感想投稿日 : 2012年4月30日
- 読了日 : 2012年4月30日
- 本棚登録日 : 2012年4月30日
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