場所としての中南海の解説が3分の1、残りは政治史と政治解説。指導層が外国要人と会う時に中南海の施設を使い、また中南海や釣魚台国賓館では現在も「皇帝カラー」の黄色が使われている等、「皇帝の歴史を否定しつつも、その権威を利用している」と書いている。
政治の方は、党の構造の基礎的なところから書いている。2015年の本なので今とは事情が異なる部分もあるが(胡春華と孫政才の2人が次世代の指導者候補とされ、陳敏爾は「60後」省長のその他大勢の扱い)、中国政治の入門としてもいい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
中国
- 感想投稿日 : 2019年1月30日
- 読了日 : 2019年1月30日
- 本棚登録日 : 2019年1月30日
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