小泉と研究者との対談集。この戦争が簡単には終わらないとの点では全員一致。
千々石と小泉は、力で露軍を押し返すことが前提であり、戦場の状況を合意内容に反映、停戦協議も戦争の一部等と述べ、戦争と停戦協議・合意を一体とした考え方を示す。熊倉と小泉の対談では、指導者像や統治機構の流動性における中露の違いの指摘が面白い。高橋と小泉の対談ではその時々の戦況が主だが、その上で高橋は、現実的な停戦シナリオも戦争後のシナリオも描けないと述べている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ロシア・旧ソ連
- 感想投稿日 : 2023年12月2日
- 読了日 : 2023年12月2日
- 本棚登録日 : 2023年12月2日
みんなの感想をみる