文化史と、前後も含めこの時代の通史とが半々の内容。前者は自分の知識不足が原因なのだが、抽象的な思想面が主で、かつ個別各論を詳細に記述したりと、理解が難しかった。またところどころに著者の個人的感想も入ったりで、趣味に走ったのではないかとすら思う。
著者の専門外である後者は、基本的には淡々とした通史の記述だが、露館播遷を10日間としたり、義和団事件を洋務派官僚対帝政保守派としたりと、事実関係で気になる記述もあった。
盛り込み過ぎで新書としてはやや厚めになっており、焦点を絞って整理した方が自分には読みやすかったと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本
- 感想投稿日 : 2023年3月21日
- 読了日 : 2023年3月21日
- 本棚登録日 : 2023年3月21日
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