日露戦争の時代: 日本文化の転換点 (1021;1021) (平凡社新書 1021)

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  • 平凡社 (2023年1月15日発売)
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感想 : 1

 文化史と、前後も含めこの時代の通史とが半々の内容。前者は自分の知識不足が原因なのだが、抽象的な思想面が主で、かつ個別各論を詳細に記述したりと、理解が難しかった。またところどころに著者の個人的感想も入ったりで、趣味に走ったのではないかとすら思う。
 著者の専門外である後者は、基本的には淡々とした通史の記述だが、露館播遷を10日間としたり、義和団事件を洋務派官僚対帝政保守派としたりと、事実関係で気になる記述もあった。
 盛り込み過ぎで新書としてはやや厚めになっており、焦点を絞って整理した方が自分には読みやすかったと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本
感想投稿日 : 2023年3月21日
読了日 : 2023年3月21日
本棚登録日 : 2023年3月21日

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