ジ、エクストリーム、スキヤキ

著者 :
  • 集英社 (2013年10月4日発売)
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本棚登録 : 205
感想 : 29
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映画の方を先に観た。映画の監督・脚本も前田司郎さんなので、小説は映画のストーリーと全く同じなんだと思って読んでみたら、結構色々な設定や話の流れが違っていて、映画は映画の面白さ、小説は小説の面白さ、ということ、書き分けがなされているのだということを、一つのこの作品を通して感じて、そういう点でも興味を持った。
映画も、小説も、人物同士のやりとりが、「こういう気持ちが自分にもあるな」というところがあるのが好きで、そして読後に少し前向きになるところがとてもいい。
小説の中で、好きな映画がなにか訊くという場面があって、そこで「そういうなんか、値踏みみたいになっちゃうから、駄目なんだよ」っていう台詞がある。この場面がいいなって思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(現代の日本)
感想投稿日 : 2014年6月14日
読了日 : 2014年6月13日
本棚登録日 : 2014年6月13日

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